受験や就活もひと段落し、新生活に向けて気持ちを新たにする春。新しい学生服やスーツを用意されたり、髪型を変えたりした方も多いのではないでしょうか。
新しいヘアスタイルや綺麗なスーツに、もしフケがついていたら気持ちも落ち込んでしまいますよね。今回はそんな失敗をしないためにもフケの原因と正しい対処法についてお伝えいたします。
フケの種類と原因
フケには大きく分けて2つ種類があります。頭皮の乾燥によって起きる「乾性フケ」と、頭皮の脂が多すぎることが原因の「脂性フケ」です。
乾性フケの人が脂性フケの対策を取ったり、反対に脂性フケの人が乾性フケの対策を取ってしまうと悪化してしまう可能性があります。
まずはご自身のフケの種類を知り、正しい対策法を覚えましょう。
乾性フケ
頭皮の乾燥によって生じるフケのことで、気付いたら肩に白いつぶが、という場合は乾性フケです。
これは頭皮のターンオーバーが上手く行われず、うるおいが失われてしまい、頭皮が塊で落ちてしまっている状態です。
原因としては髪の毛の洗いすぎであったり、頭皮にとって強すぎる刺激が与えられていることが考えられます。フケが気になるあまり、一日に何度も髪を洗ったり、ゴシゴシと強く洗ってしまってはいませんか?
これは皮脂を必要以上に剥がしてしまい、パラパラとしたフケを生み出してしまう原因になっているのです。
脂性フケ
こちらは文字通り、べたべたとして脂っぽいフケのことです。髪の毛から落ちず、そのままくっついている場合は脂性フケの可能性があります。
個人差はありますが、一般的には脂性フケのほうが黄色がかっていて塊が大きい傾向にあります。
脂性フケの原因は体質のほかに、頭髪の汚れと食生活の乱れが挙げられます。何日も髪を洗っていなかったり、洗髪の仕方が雑だったりすると頭皮に皮脂の汚れがたまってしまいます。
さらにジャンクフードやスナック菓子など、脂っこいものや辛いものを好んで食べていると通常よりも皮脂が分泌されます。そうすると必然的に頭皮に皮脂がたまりやすくなるため、フケを引き起こしてしまうのです。
正しいフケ対策とは?
2つの種類のフケに共通している対策は3つです。
- シャンプーは一日一回。洗い方は優しくていねいに。
- 洗浄力の強いシャンプーは控え、代わりにフケ対策用のシャンプーを使用。
- 暴飲暴食は避け、規則正しい食生活を送る。
最低限、以上のことをおさえておくと良いでしょう。特に上の二つに関しては、カラーリングやパーマによる炎症を鎮める効果も期待できるので、実践してみてください。
乾性フケの方へアドバイス
上記にある通り、執拗な洗髪は避けましょう。
また、洗髪器具などを用いて強く洗うこともおすすめできません。暑い日やスポーツをした後など、どうしても気持ちが悪いというときはタオルで汗を拭いたり、シャワーで流すだけにとどめるようにしましょう。
脂性フケの方へアドバイス
まずは食生活を改善しましょう。
いきなり食べるものを変えるというのは難しいので、間食を控えるところから始めることをおすすめします。間食をやめることができない、という方はビタミンB2やB6を多く含んだ食べ物を取ると良いでしょう。
ビタミンB2やB6を多く含んでいる食品にはヨーグルトやレバーなど肌に良いものも多いので、スキンケアにも一石二鳥ですね。
その他のフケの方へアドバイス
フケ対策のところで少々触れましたが、実は2種類のフケの他にも炎症性のフケというものも存在します。
これは頭皮に合わないシャンプーや整髪料、刺激の強いカラーリングやパーマ剤を使用した際に発生することがあります。
まずは肌にやさしいシャンプーに変え、カラーリングの期間を空けるなど頭皮を休めてあげるようにしましょう。それでも炎症が治まらない場合にはフケ以外の可能性も考えられるので、かかりつけの医院を受診するようにしましょう。
おわりに
ご自身に当てはまるフケの種類や対策は見つけられましたでしょうか。
心身共に摂生に努めることは肌だけではなく頭皮にも表れます。規則正しい生活をし、フケとは無縁な生活を送れるようにしましょう。